Mac に惚れ込んだ Windows ユーザのための
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野暮なウインドウズをマック化しよう

マイクロソフトの大成功のおかげで、いまやウインドウズは仕事でもプライベートでも標準中の標準。みんなが同じ環境を使っているという前提が暗黙のうちにできあがっているので、特に仕事の面においてはファイル形式などまったく気にせず作業ができてしまう。確かにウインドウズはそれなりに使い勝手も向上しているし、大抵の事はできちゃうから便利だと思う。しかし、その絶対的シェアを示す数値の存在感に比べると、なんだかデザインが野暮ったいと感じる人は少なくないだろう。
例えばみんなおんなじ青い背景に黄色い平面的なフォルダだなんて、まるで単純作業を繰り返す能の無い作業員を連想させるようなデザインだと思う。日本語ウインドウズのスタートボタンなんて見ちゃいられないような醜悪さだ。
一方、アップルの CEO ジョブスが自ら認めているように(CNET Japan の記事)、アップルは他社との提携が得意ではなかったおかげで、秀逸なデザインと先進的な機能を提供している Mac OS はそのデザインの素晴らしさにふさわしいほどの成功を収めなかった。デザインフォルムは素晴らしいけれど、数パーセントシェアしか無いハードウェアの中に閉じ込められてしまっている有様だ。こんなに不幸なことは無い。
じゃあマックを買って使えばいいかというと事はそうカンタンでもない。依然として仕事の多くはウインドウズが標準で使われているからだ。マックとファイル形式の互換性が高くなってはきているものの完璧ではないことを考えれば、仕事ではウインドウズをまだまだ使い続けなければならない人が大半だろう。
さて、ここで採れる選択肢は3つある。ひとつは諦めておとなしくウインドウズをそのまま使い続けること。機能的には何の問題も無いし、その醜悪なデザインだって慣れていると言えば言えなくもない。仕事にデザインは不要だと割り切ってしまえばいい。
2つ目には思い切ってマックを購入し、BootcanpParallels のような仮想 OS 環境を使ってウインドウズの機能をマック側から使ってやる方法がある。これは筐体もマックにできるので、根本的に問題解決してくれる方法だ。資金に余裕があるならぜひこの方法をお勧めしたい。
しかし、多くの会社勤めの方にとって、仕事のファイルを会社が支給している PC 以外の PC に入れることは堅く禁じられていたり、そもそも仕事は会社支給の PC 環境でなければできなかったりするのではないだろうか。そうした方は会社支給のウインドウズ環境から逃れられないという縛りがあるはずだ。
そこでお勧めなのが3つ目の方法。ウインドウズを使いながら外観やマックで採用されている先進的で使い勝手の良い機能をウインドウズ上でも実現させてしまうこと。早い話がウインドウズをカスタマイズするってわけだ。デザインはマックライクに、基本的な機能は業界標準のウインドウズ。これこそスタイリッシュな対処だと言えるだろう。ここでは、その野暮なデザインから抜け出したいと願いながらもウインドウズを使い続けなければならないという方に、マックライクな秀逸デザインを手に入れる方法を紹介しよう。普段の仕事にも全然影響しないし手順も簡単だから、スタイリッシュな自分に磨きをかけるため、ぜひ試してみて欲しい。
【カスタマイズ前】 こんなに野暮ったいウインドウズの画面も、
【カスタマイズ後】 ちょっと手を入れるだけでここまでマックライクな環境に変えられる。まさにスタイリッシュ!

1. タスクバーを上に移そう

タスクバーを上に移そう まずはタスクバーの移動からだ。マックでは画面上に位置しているのに対し、ウインドウズでは画面の下に置かれている。これを移動させるのは実は簡単。左の画面のように、タスクバーのどこでもいいのでマウスを持って行って[右クリック]→[タスクバーを固定する]のチェックを外そう。そうするとタスクバーをマウスのドラッグ&ドロップでデスクトップの上下左右好きな場所へ移動できるようになるので、迷わず画面上方へ押し付けてしまおう。そして再度タスクバーの上で[右クリック]→[タスクバーを固定する]にチェックを入れる。これでタスクバーの移動は終了だ。

2. スキンを変えて一気にマックライクなルックスへ

ここからは様々なソフトウェアを使いながら進めていく。まず最初に使うのは Stardock WindowBlinds だ。このソフトウェアは別途用意されるスキンと呼ぶファイルを適用することによって、ウインドウズのタスクバー、タイトルバー、ウインドウなど様々なコンポーネントのルックアンドフィールを一気にカスタマイズすることができる優れもの。備える全ての機能を使うにはシェアウェア登録が必要だが、ここで必要とするスキンの適用だけならフリートライアル版で十分だ。もちろん、シェアウェア登録したっていい。ファイル転送中のアニメーションなど、より細かいカスタマイズが可能になる。
WindowBlinds のダウンロード
このソフトウェアは Stardock のサイトからダウンロードできる。
Free Trial をクリックし、 Downloand をクリック。インストーラファイルがダウンロードされるので、ダウンロード終了後ダブルクリックしてインストールしよう。WindowBlinds のフリートライアル版はその名の通り無料で使え、かつ試用期間の設定が無い。PC の起動時や設定の変更などを行う際、正式版の購入を促すようなウインドウがポップアップされるが「Continue」ボタンを押してしまえば良い。
スキンのダウンロード
スキンは世界中の愛好家が作成したものが WinCustomize にたくさん用意されているので気に入ったものを探して使えばいい。無料で使える。リンク先のページの右上にある検索窓で「Mac」と入力して検索してみよう。Mac 化に適しそうなスキンがいくつか見つかるはずだ。お勧めは kensil811 氏による Mac OS X Tiger。Download をクリックした先から zip ファイルとして入手できる。途中、ユーザ登録を要求されたら指示に従って登録しよう。英語ページしか用意されていないが、ニックネーム、ログインパスワード、メールアドレス程度しか入力しなくて良いので問題ないはずだ。
WindowBlindsでスキンを変える WindowBlinds をインストールした後、WinCustomize からスキンをダウンロードすると、自動的に WindowBlinds に読み込んでくれる。これは便利!左のメニューから「Change how my windows look」を選択すると右下にダウンロードしたスキンが表示されるので、適用したいスキンを選択し左下メニューの「Apply my changes」をクリック。画面が一旦フェードアウトし(使っているパソコンの性能にも拠るが)1分程度でスキンが適用される。 kensil811 氏の Mac OS X Tiger スキンの場合、「Tiger」という名称で表示される。
スキン Tiger 適用後 こうして上でお勧めしたスキン kensil811 氏の Mac OS X Tiger を適用したのが左の画面。デスクトップ上方のタスクバーやウインドウの見た目が Mac OS X ライクになっているのが判ると思う。左の画面で判るようにフォルダウインドウの各種ショートカットへのリンクとファイル表示部の仕切りにはスキンが適用されるようだが、Free Trial 版の制限の一つとして、残念ながらスクロールバーへのスキン適用は為されない。ちょっとヘンテコだが、まあ良しとしよう。どうしても気になるなら正式版のライセンスを購入するしかない。
なお、WindowBlinds ではスキンの適用以外にも細かなカスタマイズを行うことができる。例えば「Override default settings」のメニューでは壁紙、アイコン、タスクバーなど個々のパーツに対して、現在適用しているスキンに含まれるデータ以外のものを別途適用させることが可能だ。
例えば本サイト管理人の場合、kensil811 氏の Mac OS X Tiger スキンは良くできていると思うがタスクバーのスタートメニューに相当する部分のリンゴマークが青地に白抜きというデザインはどうもしっくりこない。やはりタスクバーの背景と同じメタリックなデザインが欲しいところだ。そう思って他のスキンを捜していたら、あった、見つけたよ Steve Grenier 氏作成の Max OS X Tiger スキン。これのタスクバー、いい感じじゃないですか。でもこの Steve Grenier 氏の Mac OS X Tiger スキン、日本語ウインドウズの環境ではどうもウインドウタイトルなんかのフォントが美しくない。スキン全体はいらないけど、タスクバーのデザインだけは欲しい、ってワケだ。
タスクバーのみをちょっとカスタマイズ こんな時は「Override default settings」の「Skinning Settings」で「Ignore the taskber and startmenu defined in the skin and use the one set below:」にチェックを入れて、下のプルダウンメニューから Mac OS X Tiger を選べばいい (kensil811 氏の Mac OS X Tiger は「Tiger」、Steve Grenier 氏の Mac OS X Tiger は「Mac OS X Tiger」と表示される)。
こうすることで、基本的なスキンは kensil811 氏の Mac OS X Tiger のデータを維持しつつ、タスクバーとスタートメニューだけは Steve Grenier 氏の Mac OS X Tiger スキンのものを使うことができる。上の画面と見比べて欲しい。タスクバーだけに他のスキンを適用してみた。
このように WindowBlinds は細かな設定も楽しめるので、好みに合わせていろいろとやってみて欲しい。なお、左下メニューの「Change language settings」から、簡単に日本語化が可能だが、ほとんど訳されていないので残念ながら有用とはいい難い。完全な日本語版も Vector から入手することが可能だか、こちらには Free Trial 版の提供が無い。痛し痒し。もし Free Trial 版を使った後で購入をするならば Vector から日本語版を購入しよう。スキンも WinCustomize を和訳したような DeSTA というサイトから入手することが可能だ(提供されているスキンは WinCustomize で提供されているスキンと同じだが、WinCustomize 経由の方が多い)。
WindowBlinds 日本語版の購入
もし購入するなら断然日本語化バージョンでしょう。こちらから購入できます。1ライセンス 2,9

3. テーマを適用しカーソル、壁紙、ツールバーをマックライクに

WindowBlinds で大枠のマック化を果たしたので、ここからは細かい部分のカスタマイズを施していこう。ここではカーソルと壁紙、そしてツールバーのカスタマイズ方法を紹介する。やり方としては様々な方法が考えられるが、ここではウインドウズのテーマを使ったお手軽で、かつ無料の方法を紹介しよう。
Max OS X 化する上でうってつけなテーマファイルが THE IMAGE HOUSE というサイトで入手できる。このサイトはウェブデザインなどを手がける会社による運営で、その一環としてウインドウズを Mac OS X Tiger 化させるためのテーマの開発と提供を(今のところ)無償で行っているのだ。まだ開発途上であるため、2007年6月現在、「Beta2」という位置づけで提供されているが、十分に使えるので活用しない手は無い。(2008年4月のサイトリニューアルに伴って再確認してみたが、まだ Beta2 のままであった)
Mac OS X Tiger 化するテーマのダウンロード
ページ右にある「download」をクリックしてテーマファイルを入手しよう。ダウンロード後解凍し、「Mac OS X 10.4 Tiger」フォルダと「Mac OS X 10.4 Tiger.Theme」ファイルを以下のディレクトリにコピーする。
C:\WINDOWS\Resources\Themes\
テーマの設定 この状態でデスクトップを右クリックし画面のプロパティを開く。左の画面のようにテーマのプルダウンを開くと、先ほどダウンロードした Mac OS X Tiger が表示されるので、これを選択し適用しよう。これで Mac OS X ライクなカーソル、アクアの壁紙、そしてマックライクなツールバーが実装される。
Mac OS X Tiger テーマを適用した これが Mac OS X Tiger テーマを適用したところ。カーソルはこのフォルダに表示したようなアイコンに変わる。アクアの壁紙が適用され、フォルダ上部のツールバーもマックらしく変更されていることが判るだろう。これでずいぶんとマックらしくなってきた。
なお、THE IMAGE HOUSE ではこのテーマの適用によりアクアなスクロールバーも提供されると謳っているが、Beta 版であるためか WindowBlinds との併用による弊害のためか、実現できなかった。これはやはり WindowBlinds の正式版で対応させるしかないかもしれない。

4. ウインドウに影を付けて、より一層マックライクに

ウインドウの表示はずいぶんマックらしくなってきたが、今一つ物足りない部分がある。ウインドウの影だ。Mac OS X ではウインドウに影が付いていて、重なり合ったウインドウ同士の視認性が向上しているのだ。今度はこれを実現させよう。使うのは Y'z Shadow というフリーウェア。日本語にも対応していて使いやすく、ウインドウだけでなくメニューにも影を付けたりできる。
Y'z Shadow のダウンロード
このソフトウェアは結構あちこちからダウンロードできるようだが、今回はカウアンドスコーピオンのサイトからダウンロードしよう。ダウンロードして実行ファイルを実行するだけでウインドウやメニュー、タスクバーにまで影が付くようになる。細かい設定はタスクトレイの Y'z Shadow アイコンから可能。
ウインドウに影を付けてみた こんな感じになる。ウインドウ同士の重なり合いが立体的になり見やすくなった。また、メニューにも影が付いているのが判るだろう。一層マックらしくなってきたぞ。

5. 野暮なアイコンとはオサラバしよう!

いよいよデスクトップのマック化も佳境だ。仕上げに野暮やウインドウズのアイコン群をマックなデザインに置き換えて、一気に素敵なデスクトップを完成させよう。使うのは Stardock IconPaakager窓の手という 2つのソフトウェア。
Icon Packager はその名の通り複数のアイコンを含むパッケージを一気にウインドウズの各ファイルのアイコンに置き換えることができるソフト。アイコンのパッケージは世界中の愛好家によって実に多くのものが開発されていて、WinCustomize から無料でダウンロードできる。ただし IconPackger 自体は試用期間 30日間のシェアウェアなので使い続けるには正式版ライセンスの購入が必要だ。試用期間中にダウンロードしたアイコンは IconPackager の試用期間後も使い続けられる。
窓の手は有名なウインドウズのカスタマイズソフト。Vector などから手に入れられるフリーソフトだ。レジストリをいじるような複雑なカスタマイズもできてしまうが、ここでは個別のアイコンのカスタマイズに使う。
IconPackger のダウンロード
「Try It」をクリックし、シェアウェアバージョンをダウンロードしよう。インストーラがダウンロードされるので、ダブルクリックでインストール。試用期間 30日のお試し版なので、試用期間が切れる前にどんどんお気に入りのアイコンをダウンロードして試してみよう。
アイコンのダウンロード
IconPackager で使えるアイコンのパッケージは WinCostomize のサイトからダウンロードできる。リンク先のページの右上にある検索窓で「Mac」とか「Panther」など、マック由来な単語を打ち込んでみると色々出てくる。ここで手に入るアイコンは IconPackger 以外でももちろん使える。
IconPackagerの設定画面 手順としては IconPackager をインストールした後で各種アイコンのダウンロードを行う。アイコンのパッケージによってはダウンロードと同時に自動的に IconPackager に読み込まれてくれるものがあるからだ。もし自動的に読み込んでくれないようであれば IconPackager の下にある「新規パッケージインストール」ボタン→「ディスクからインストール」によりダウンロードしたファイルを読み込もう。
Pantherライクなアイコン ここでは Mac OS X Panther ライクなアイコンのパッケージとして GSF 氏作成の Panther hybrid を使用してみた。IconPackager で Panther hybrid を選択し「適用」ボタンを押す。しばらくの時間をおいて各種アイコンの変更が実行される。ここまで来ると相当マックな感じ。オフィス系の各種ファイルもしっかりとスタイリッシュなアイコンに変更されている。
アイコンの変更方法は他にもいろいろあるが、ここまでお手軽にできる方法は少ないだろう。試用期間の設定されたシェアウェアであるのはちょっと残念だが IconPackager 、いいソフトウェアだ。マックライクなアイコンパッケージは他にも多数揃っているので好きなだけダウンロードして試してみると良い。
ところで、IconPackager は一気に多数のアイコンを変換できるので便利なソフトウェアではあるが、時には適用するパッケージに含まれる一部のアイコンがちょっと気に入らない、なんてこともあるだろう。そんな時は窓の手を使って対処するのだ。細かなカスタマイズを自ら施すことによって、より一層スタイリッシュさに磨きをかけよう。よりスタイリッシュにカスタマイズすることがマックらしさでもあるのだ。
窓の手のダウンロード(公式サイト)
超が付くほど有名なウインドウズのカスタマイズソフトウェア、窓の手の公式サイト。最新版は2004年で開発が止まっているが、アイコンのカスタマイズには(もちろんその他の機能だって)今でも十分に使える。
Panther hybridのショートカットアイコン 例えば上で紹介した Panther hybrid のアイコンパッケージ。なかなかスタイリッシュで良いのだが、いくつか気になるところがある。その一つがショートカットを示す矢印だ。左のショートカットアイコンを見ていただくと判ると思うが、矢印がちょっと小さく見づらいのだ。そこで、ショートカットを示す矢印アイコンには別のアイコンを適用することにしよう。
窓の手で個別にアイコンを変更する 良さそうだなと見つけたのは Benijamino 氏作成の Minimum Doc XP というアイコンパッケージに含まれるショートカットアイコン。まずは WinCustomize からこのアイコンパッケージをダウンロードする。そして窓の手を起動。アイコン(1)のタブの中にあるショートカットアイコンをクリックして新たに適用したいアイコンを指定する。
Minimum Doc XP のアイコンパッケージは
C:\Program Files\Stardock\Object Desktop\IconPackager\Themes\ic0000137
というディレクトリにあるので見つけて設定しよう。ファイル名は「Minium Doc XP Icon 53.ico」だ。
ショートカットアイコンだけ違うものに変更した 窓の手の「設定反映」ボタンを押すとほとんどすぐにアイコンの変更が反映される。この結果、左のように矢印の周囲に白抜きの枠が付いたショートカット矢印が適用された。元の Panther hybrid に含まれていた矢印よりもはるかに視認性が向上したのが判るだろう。
スタイリッシュにアイコンカスタマイズ! このようにして数多くのスタイリッシュなアイコンとソフトウェアを駆使して出来上がったデスクトップが左の絵だ。もはや最初に適用した Panther hybrid の面影も無いが(苦笑)。とにかく、もはや野暮ったさのカケラも無いくらいまでカスタマイズできたのは事実だ。
アイコンを右に持ってきて出来上がり ちなみにマックではデスクトップアイコンは右上から並ぶがウインドウズでは左上から並ぶ。デスクトップのどこかを右クリックして「アイコンの整列」→「アイコンの自動整列」のチェックをはずそう。こうすればデスクトップ上のアイコンをドラッグ&ドロップで好きな場所へ持っていけるようになるので、マックのように右上から並ばせることも可能だ。
なお、IconPackager の正式版ライセンスを購入すると、例えば Explorer などシステムに直結するコアなアイコンのカスタマイズも可能になる。正式版 IconPackager を持っていれば、こうしたアイコンの右クリックメニューのプロパティの中で「カスタマイズ」タブからアイコンの変更ができるようになるのだ。WindowBlinds で正式版を購入しないとスクロールバーのカスタマイズができなかったのと同様、とことんスタイリッシュさを追求するなら IconPackager もぜひ正式版ライセンスを購入しよう。
最後に IconPackager の日本語化の方法だが、これは実に簡単。なんと「File」→「Language」で日本語を選択するだけだ。

6. ドックを加えてマックらしさの仕上げだ

Mac OS X ではドックと呼ばれるランチャーが用意されている。実際の Mac で触ったことがある方は判ると思うが、このドックは見た目もスタイリッシュながら使い勝手もかなり良い。よくあるランチャーはデスクトップにあるとだんだん邪魔になってきたりするが、Mac のドックは動きが美しいせいもあってか邪魔にならないのだ。ウインドウズでこのドックを再現させるソフトウェアを紹介しよう。Stardock ObkectDock である。
ObjectDock をダウンロードする
このソフトも全機能を使おうとするとライセンス料が発生するシェアウェアだが、なんとお試し版どころか試用期間設定無しの無料版が存在する。しかも基本的な機能やスタイリッシュな動きを手に入れるにはこの無料版で十分なのだ。リンク先で Free 版の「Download」ボタンをクリックして早速スタイリッシュなドックを手に入れよう。
ダウンロードが終わったらインストーラを起動させよう。すぐに画面下にドックが現れるはずだ。デフォルトではあまりなじみの無いアプリケーションや Google 検索、天気予報などのアイコンが登録されているが、使わないものはとっとと外してしまおう。いらないアイコンをドラッグしてドックの外でドロップするだけだ。アイコンがボンッと煙をたてて消える。こんなアニメーション効果も他のランチャーではそうそう目にすることは無いお茶目な遊びの部分だ。いらないアイコンを消したら、次はよく使うアイコンを登録してカスタマイズしよう。登録したいショートカットアイコンをドックにドロップすればいい。
ドック用のアイコン(PNG 画像) をダウンロードする
ドックには普通のショートカットをドロップすることで .ico 形式のアイコンだって登録できるが、ObjectDock のスタイリッシュな効果の一つである「アイコンを重ねると拡大表示」させた際に .ico の画像ではちょっと見た目に粗くかっこ悪い。ObjectDock に登録するアイコン画像には最低限 128x128 ピクセル程度の大きさを持った .png 画像を使うようにしよう。これも WinCustomize でたくさん手に入れられる。大抵はアプリケーション毎に揃っているので、「adobe」とか「player」なんていう言葉で検索すると欲しい画像にたどり着きやすいだろう。
ドックをカスタマイズしてマック化完成! ダウンロードしてきたお気に入りの .png 画像をドックに登録したアイコンに次々と適用していこう。やり方は簡単。ドック上のアイコンを右クリックして「Dock Entry Properties...」を選ぶ。アイコンの登録情報を変更できるウインドウが開くので、「Change Image」ボタンを押して好きな .png 画像を選択すればいい。
こうして出来上がったのが上のデスクトップ。オフィス各種アプリケーションを筆頭に Dreamweaver 等のアプリケーションを登録してみた。ドックの背景やアイコンの表示サイズも全てカスタマイズ自由自在なので、自分なりのスタイリッシュなデスクトップを演出してみて欲しい。
このドック、Mac の世界では標準装備だが、ウインドウズの世界では見る人見る人とにかく驚いてくれるのでちょっと気持ちもいいのだ。スタイリッシュさを演出する上で非常に効果的なのでさりげなく見せびらかしてみよう。
2008年 4月 1日追記
アップルから新しい Mac OX Leopard が発売されている。Leopard ではドックにも手が加えられていて、背景が 3D になっていて格好いい。ObjectDoc にも早速これを模したものが作られているので、ぜひダウンロードして使ってみて欲しい。残念ながら本家がサポートしている鏡面な効果(ウインドウがドックに鏡面反射して映るような効果)は無理だが、それでも十分 Leopard な気分になれる。
OS X Leopard Dock Pack
TSAElement 氏による作品。とても良くできている。ダウンロードして解凍すると出てくる Leopard フォルダを下の場所にコピーすればいい。
C:\Program Files\Stardock\ObjectDock\Backgrounds
ドックの設定画面の 「Appearance」-「Background」で Leopard な背景を選択できるようになる。

7. マック度を高めるソフトウェアたち

ここまでで大体概観はマックになった。これで十分スタイリッシュなデスクトップを手に入れられたわけだが、最後にもう少しだけ手を加えてみたい。マックはウインドウズが世の中に現れるずいぶん前から優れた GUI を備えたコンピュータとして存在していたため、その GUI をよりスタイリッシュにそして快適に使いこなすための様々なソフトウェアが世界中の愛好家によって開発・提供されてきている。その中で、いかにも「マックらしい」スタイリッシュさと快適さを兼ね揃えたソフトウェアが一つあるのでここで紹介したい。
仮想デスクトップをキュービックに実現する virtureDesktops Virture はマック用の仮想デスクトップを実現するソフトウェア。この手のソフトには数多あるが、Virture は画面切り替え時のアニメーションが格別スタイリッシュ!左の絵のようにクルリと画面が回転するのだ。まるで劇場のスクリーンのような演出。まさにマックらしいスタイリッシュなソフトウェアと言える。
※画像はこちらから転用させて頂きました。著作権等の問題があるようであればご連絡ください。
うーむ、格好良い。なんとかこれをウインドウズで実現できないものだろうか?仮想デスクトップをそう多用しているわけではないが、このクルリなアニメーションを他人に見せられるとちょっとスタイリッシュな気分の度合いも上がろうと言うものだ。と、思って探していたら見つけましたよ、ドンピシャなソフトウェア!
キュービックなアニメーションを実現する仮想デスクトップ これ、素敵じゃないですか? Gekko というシェアウェアは 4画面分の仮想デスクトップを作り上げ、その画面の切り替えに左のようにキュービックな「クルリ」アニメーションを提供する。ウインドウズの仮想デスクトップソフトウェアをいくつか試してみたが、中には ObjectDock が一つのデスクトップにしか表示されないものが多かった。それではここまで作り上げてきたマックライクな環境の恩恵を 100% 享受できない。しかしこの Gekko は違う。左の絵のようにクルリなアニメーションの際には ObjectDock は非表示になるが、画面切り替え後はちゃんと ObjectDock が全てのデスクトップに表示される。ここまで来ると野暮なウインドウズも相当スタイリッシュと言えるだろう。是非試してみて欲しい。
Gekko をダウンロードする
この素晴らしくスタイリッシュな仮想デスクトップを提供する Gekko は Vector から入手可能。630円のシェアウェアだが、30日間の試用期間が付いているので気軽に試してみよう。しかも試用期間を過ぎても 2画面分までのクルリが使えるようになっている。スタイリッシュな演出にはこれで十分かも。虜になること間違い無しの秀逸さだ。
2008年 4月 1日追記
2008年 3月、それまで beta 版であった Safari がようやく 3.1 として正式にリリースされた。高速な起動、わずか 1px しかないウインドウ枠、マックな外見など、ウインドウズをマック化して使っている者にはうってつけなブラウザだ。早速インストールしてみよう。
Apple Safari 3.1
---------- 以下、蛇足 ----------
加えて、タスクバーを完全にマックテイストにしてしまう ObjectBar なんていうものも Stardock のサイトにはある。
ObjectBar をダウンロードする
ウインドウズのタスクバーをカスタマイズするのではなく、新しく別のタスクバーを用意しそれをカスタマイズすることによってマックライクなタスクバーを実現するソフトウェア。見た目そっくりにできるが、ウインドウズを使う上ではあまり使い勝手が良い気がしないのでここでは試していない。どうしても全てマックにしたい!という方はどうぞ。